大いなる時間つぶし

大いなる時間つぶし

 

 仕事も現役をはなれると、生きている、生活する中で退職前と比べると遥かに余裕時間が増えてくる。

 

 しばらくはペースのつかめぬまま、無為な時間の潰し方をしている。何かやることが定まらない時期は新聞とテレビが一日の大半を占める間がある。しばらくするとこれではいけないと、本当にヤリタイコトを探し始める。

 

 現役時代からこれをやろうと決めていない限り、おいそれと自分にあった趣味や娯楽を見つけにくい。若い時からの付き合い仲間から誘われるままに何かを始めることもある。

 明日何をしょうか?今日これから何をしょうか?予定表がガラガラのときはとりあえず飛び込んでくる情報に現場まで行って確かめてみると、必ず新らしい発見がある。

 

 今日は越谷のジムでよく出会うSさんから招待を受け、国立代々木第二体育館の全日本空手大会の観戦に出かけた。54年東京にいるのに国立代々木体育館も初めて、神宮外苑も初めて、ましてや実践空手の試合も始めて見た。

 

 休みの日に何をすることもなくリオオリンピックの中継を見ているだけでなく、外に出て、未知の経験をしてくるというのはものすごく充実感を感じられる。

 

 時間つぶしをして、心が躍り、良かったなぁ~と思えることがいちばん幸せだ。