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アルバムの整理

押し入れの奥にあったアルバムの整理。

 もともと写真は嫌いで、自分が写っている写真は少ないが、嫁や娘の写真が大量に出てきた。45年以上前の写真を整理しながら見ていると自然と涙が出てくる。

 娘たちに欲しい写真を取っ手おくように20冊近くのアルバムの整理を任したら、なんと全部捨ててくれと、なんと自分の赤ちゃんの時の写真にそんなに郷愁を感じないモノなのか。

 しかたなく、自分でもう一度整理することになった。整理するよりもしげしげと懐かしくアルバムを眺める時間の方が多く、整理するよりまたしまい込むことになりそうだ。

 40~50歳になった娘には可愛さはみじんも感じないが、4~5歳までのわが娘はなんと愛しいことか、男親としての責任をひしひし感じたの思い出す。家族を娘たちを不自由なく幸せに過ごせるよう頑張らないとと決意したものだ。

 しかし、今回の整理でこれまで何度このアルバムをゆっくりと見ただろうと、思い返してみても、50年間に3~4度しかない。しかもアルバムによっては初めて見る写真も多くあった。

 ということは、家族との団らんの時間がほとんどとっていなかったかと反省しきり、仕事仕事と自分のことにかまけていたことを本当にすまなく思う。

 女房殿が愛想をつかすのももっともなことだと、みように納得した。

 

 今ではすべてが後の祭り、女房殿にはすまなく思う気持ちはお墓へのお祈りではなんともならない。さりとてこの歳になって娘に何かしてやることもあるまい。

 

 「まあ、こういう人生だったんだ。」と振り返るしかあるまい。