故人が大切にしていたもの 遺族にはゴミ
故人がこだわりを持って集めたモノや大切にしていたモノには遺品整理をしていると
つくづく感じることがある。故人はこんなことにこだわりを持って過ごしていたんだ。
収入が少ないと責められたけど、着物教室に通って3年、ゆうに総計500万程度の
一度だけ袖を通した着物の数数十着、それに帯や小物、俺はあんなに働いていたのに
優雅に、チョットレベルの高いマダム達と趣味のことに没頭してたんだ。
次は七宝焼き 大きな電気高炉が2基 釉薬や塗料、七宝材料4畳半が道具や材料、出来上がり作品でいっぱい。それに作品集や教材、教本の数々。
海外旅行の記念品、アルバム
良かったねと声をかけてやりたい気持ちと、あんなに苦労してこちらは毎日働いていたのに、おまえはこんなに遊んでいたのかの思いもある。なんとケチな男か。
どちらにしてもどんどん捨てるしかない。今朝もビニール袋40袋定期ゴミ回収車の月曜日、収集車の人からクレームがでそう。
月木金のゴミ回収日に合わせ、セッセとゴミをまとめるしかない。
それにしてもわが女房殿はかわいかったなぁ~。捨てようと思ったアルバムなんか見ているとこれも置いておきたいこれも持っておきたいと切りがない。